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Music×Dance×Reading 現象Q ありがとうございました!

2025.10.13
Music×Dance×Reading
現象Q
ご来場ありがとうございました!

詩と科学が100年越しに交差する一夜限りのライブパフォーマンス
昨年ダンサーの東海林靖志さんと私が中心になって制作した動画「Inspired by 春と修羅・序」をきっかけに、さらに発展させた舞台公演でした。
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今から101年前の1924年宮澤賢治が詩集「春と修羅」を世に送り出したその頃、 遠く離れたヨーロッパでは、 量子力学という新しい科学が生まれつつありました。
詩人は「わたくし」を「現象」として描き
科学者は「観測によって揺らぐ現実」を探り
それぞれの言葉で、 この世界にひそむ目に見えない震えと謎を、 同じ時期にとらえていました。
それは不思議なシンクロニシティのようでもありますが、
世界にとって重要なアイデアというものは、いつもどこかで同時多発的に誰かのもとにふと顕れるものなのだとも思います。

シュレーディンガーをはじめとする科学者たちの言葉、
そして賢治が信仰していた仏教哲学との共鳴にも注目しながら、
半年をかけて、楽曲や振付を少しずつ形にしてきました。

出演ダンサー、ミュージシャンそれぞれのクリエイティビティと、本番での素晴らしいパフォーマンス、そして音響・照明・舞台・会場のスタッフの皆さんのプロフェッショナルな技術とマインドに支えられ、無事に公演を終えることができました。
見届けてくださった皆さま、出演者・スタッフの皆さま、心よりありがとうございました。
(よかったら感想などコメントいただけると嬉しいです)
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これだけの時間とエネルギーをかけて(ひとえに私の力不足のため)1公演で終わりというのが何とももったいないのですが、既に再演希望と応援の声もいただいており、ありがたい限りです。
東京近郊での再演、あるいは地方都市での公演などにつなげて行ければそんなに嬉しいことはありません。

ひとまず公演写真でご報告させていただきます。
ありがとうございました!
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2025.10.13 月・祝
Music×Dance×Reading
現象Q
@ 神楽坂 セッションハウス
出演
東海林靖志 Dance
堀川千夏 Dance
Yu-ki.☆ Dance
飯田雅春 Bass/Composition
マツモニカ Harmonica
田中信正 Piano
羽生一子 Drums
行川さをり 朗読/Vocal

音響:澁谷文太郎
舞台監督:筒井昭善
照明:石関美穂(セッションハウス)
撮影:古村 誠