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動画編集

先日YouTube番組の開始をお知らせした。
好きな本を紹介するだけのシンプルなコンテンツだけれど、それでも内容を考えて準備して(今のところKeuynoteのスライドを使っている)、撮影して、編集してアップロードしなければならない。
準備、撮影、編集すべて自力でやっている。(何せコロナ禍で時間もあるし。)
今回は編集の話。これがなかなか大変だけれど楽しい。

動画編集はAdobeのPremiere Proというソフトを使っている。
ぼくの番組はせいぜいスライドとの組み合わせや間の調整、余計な部分のカット程度だから大したことはない。
それとは別に編集を担当した、ドラマー羽生一子さんの「ライブ&トーク パブカズコ増刊号」というのがある。
東京都の「アートにエールを!」というアーティスト支援プログラムに提出した作品だ。
(先月公開したぼくの新作MVも同じ支援プログラム用のもの)
こちらは新しく収録したゲストとのトークコーナー、過去の放送のトークの抜粋とテロップ入れ、そしてマルチカメラで収録したHIROKIBANDのライブ動画のダイジェストなどなかなか複雑。

ずいぶん前に、小樽でライブショーのプロデュースをしていた頃にもオリジナル映像制作を試みたことがある。
FinalCut Proというソフトと、Motionだったか、何かアニメーションを作るためのソフトを使って、自然素材を加工したりしていたのだが、今だったらスマホであっという間に出来る程度の内容に、パワーのある大きなパソコンと結構な時間をかけてやっていた気がする。
その頃に比べて、ずいぶん簡単に色々なことができるようになったものだ。
その中で特に驚いたのが、ライブを複数のカメラで収録した(マルチカメラ)素材の編集だ。
複数のカメラ(今回5つ)で演奏を撮っているので、全てが同期しないとおかしいことになる。
その同期を取るためには、各動画にタイムコードのようなものを設定して、それを基準に合わせるものだと思っていた。
今回、マルチの撮影データを受け取ったとき、そのような同期のための設定や情報はなく「これはもしかして全ての動画を手作業で合わせるのか」と気が遠くなる思いをしたが、、、
・・・ググってみたら驚いた。(紙のマニュアルというものはもはや存在せず、ソフトの操作方法も検索して見付けるようになったのも最近の話)
そのマルチカメラの複数の動画データをまとめて選択してあとはコンピュータにお任せすると、各動画に入っている音声データに基づいて勝手にタイミングを合わせてくれるのだ。
あとは再生しながら画面を見て、どのカメラの絵を使うかクリックするだけでそのシーケンスが記憶される。
いとも簡単にマルチカメラのライブ映像の編集ができてしまった。便利な時代になったものだ。

そんな風に編集担当をした「ライブ&トーク パブカズコ増刊号」
ゲストはピアニストの田中信正さん。トークコーナーも面白い。
3曲ほどライブ動画の抜粋が含まれている。
バンドはギタリスト廣木光一さん率いるHIROKIBAND。ぼくもベースで参加している。
ライブ全編の動画もそのうち編集して、ご覧いただけるように出来ればと思っているが、できるかどうか。