-Diary-EssayBLOG

SNSアカウント乗っ取り?〜その後考えたこと

先日Meta社のSNSに不具合が発生した。
3月6日午前0時ごろ、Facebook、Instagram、Threadsなどにログインできない状態になったのだ。
アカウントが乗っ取られた、と思った。
最近Facebookの友だち申請は知人以外ほとんど保留にしていたが、数日前にメッセージ付きで届いた海外の方からの申請をいくつか承認した事があったのだ。
きっとそのどれかが乗っ取り目的だったのだろう。
失敗した〜!
丁度ライブからの帰り道の電車の中、かなり焦ってパスワード再設定を試みるがうまくいかない。
もしやと思いTwitter(Xと呼びたくない。。)を覗くとほかでも発生している様子。
ぼくだけに起きているのではない事が分かり、乗っ取りの可能性は減ったのでとりあえず一晩放置。
翌朝には復旧し通常通り使えるようになって安堵したのは多くの方も同じだろう。

思い起こせばFacebookを使い始めたのは2010年頃投稿するようになったのは2011年。
東日本大震災(明日でもう13年だ)の後、2012年に小樽から東京に引っ越したあたりからよく使うようになった。
だからFacebook上には、ほぼ13年分の記録がある。
自分のブログも別にあるけれど、プライベート寄りの話などFacebookにしか書かないこともあるし、ライブ告知やレポートなど音楽関連の発信も近年自分のサイトよりもFacebookの方が情報が多い。
その結果Facebookにあるデータが自分のライフログのようになっているのだ。
さらに日常的に使っているMessengerには、友人との雑談、ブッキングをはじめとする仕事の連絡、時には入り組んだ内容の相談やディスカッションなどなど、公私ともに多くのやりとりが記録されている。
その相手には既に亡くなってしまった方も少なくない。


もし乗っ取られてアカウントが復旧できなければそれらを全て失うことになる。
乗っ取られなくてもMeta社のサービスが永遠に続くかというとそんなはずはなく(これまでの歴史を振り返れば分かる)、いずれは無くなる可能性が高い。
まあ今後5年くらいは続くかもしれないが、10年、20年後には違うものになっているだろう。
そしてMeta社はビジネスとして大成功しているわけだが、それを支える理念や経営哲学という面から見て信頼出来るかというとそうではない。
ぼくたちユーザーのデータは彼らのシステムにとっては有効な素材、嫌ないい方をすると「AIのエサ」でしかない。
SNSにはずいぶん世話になっているし、災害時のコミュニケーション(特に以前のTwitter)や友人たちとの繋がりの維持、仕事上の告知、宣伝や応援してくれる方々とのやりとりの場などなど、とても有効なものだと思っている。
ぼく自身SNSを含めて、インターネットやテクノロジーをむしろ好きな方だ。

しかし気付けばSNS上に大事なデータが蓄積されてしまっている。
そして信頼できるかどうかわからないいち企業にそれを全面的に委ねているのだ。

一方で電車に乗るとほぼ全員がスマホを見ている。
人類は本当にそれで良いのか。
そんなことを考えた。

…と書いて、SNSに投稿しているという矛盾と葛藤の中、今日も生きている。
皆さんお元気ですか。

とりあえず、Facebookの自分の投稿はリンク先記載の方法でダウンロードしてバックアップを取ることが出来ます。
定期的にダウンロードしておくのも良いかもしれません。
バックアップの期間が長いとデータの量も大きく、生成に時間がかかるようです。

Facebook 個人データのコピーとダウンロード方法
https://www.facebook.com/help/212802592074644/?helpref=uf_share

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です