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「歌うネアンデルタール・スティーブン ミズン」

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「歌うネアンデルタール ―音楽と言語から見るヒトの進化/スティーブン ミズン」 近年、「コトバがどのようにしてウタになるのか?」とか「コトバとオトとウタの関係」というようなことが気になっている。すると必然的に、言語の起源、音楽の起源、聴覚と人類の進化、というテーマに行き当たる。 音楽の起源に関して、これまでの主要な説では、音楽は言語の副産物つまりコトバのおまけのような位置づけとされる事が多かった。… Read more

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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ドラマー アントニオ・サンチェス氏によるドラムスコアがサウンドトラックのほぼ全編を占める映画「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観た。(あわせて話題になってる「セッション」も観ようかどうしようかと迷ったがあっちは疲れそうなのでやめた) サウンドトラックの役割という面で、(単にドラムソロで映画音楽を、と言うだけでない)非常にチャレンジングな映画だと感じたのでその内容を書いておく。 … Read more

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音色・メッセージ

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「音と文明 ~音の環境学ことはじめ / 大橋 力 著」を読んでうれしい衝撃を受けた。映画「AKIRA」で音楽を担当した「芸能山城組」の主宰者・山城祥二氏とこの著者が同一人物であることにも、不思議な納得を覚える。「遺伝子に約束された音」「言語・音楽と脳」といった興味深いキーワードを切り口に、尺八と西洋楽器、ガムランと西洋のオーケストラ、森と里と街、などの周波数分布比較を例にあげながら、音と生命の関わ… Read more