地球の音は低めのE
投稿日:高校の先輩である地震学者の束田進也さんから教えてもらった話。 地球には上下方向に振動している。ボールを上下に押しつぶしてそれが元に戻って、というような振動だそうだ。 その固有の振動周期は54.1分(*)らしい。その周期をHz(ヘルツ=1秒ごとの周波数)で表すと1/(54.1×60) =0.00030807Hzとなる。 それをひたすら倍々で大きくしていき、人間の最低可聴周波数を超えるのが40.38H… Read more
高校の先輩である地震学者の束田進也さんから教えてもらった話。 地球には上下方向に振動している。ボールを上下に押しつぶしてそれが元に戻って、というような振動だそうだ。 その固有の振動周期は54.1分(*)らしい。その周期をHz(ヘルツ=1秒ごとの周波数)で表すと1/(54.1×60) =0.00030807Hzとなる。 それをひたすら倍々で大きくしていき、人間の最低可聴周波数を超えるのが40.38H… Read more
先日、ライブでとあるぼくのオリジナル曲を演奏した。その時、それを聴いたリスナーの方からの感想がとても嬉しくて、ちょっと考えたこともあったので書いておく。 昨年8月6日に開催されるライブがあり、その日のために、自分なりの祈りの曲を作った。もちろん広島原爆忌を意識したものだ。歌詞はなく、ゆったりとしたいくつかのモチーフと、抽象的な即興演奏からなる楽曲。コントラバスの指板と弦の間に木片をはさんでプリペア… Read more
「音と文明 ~音の環境学ことはじめ / 大橋 力 著」を読んでうれしい衝撃を受けた。映画「AKIRA」で音楽を担当した「芸能山城組」の主宰者・山城祥二氏とこの著者が同一人物であることにも、不思議な納得を覚える。「遺伝子に約束された音」「言語・音楽と脳」といった興味深いキーワードを切り口に、尺八と西洋楽器、ガムランと西洋のオーケストラ、森と里と街、などの周波数分布比較を例にあげながら、音と生命の関わ… Read more